さて、昨年ヨーロッパを巡ってみて、あらためて日本の衰退ぶりをまざまざと実感させられました。
なにしろ、驚いた事に日本人観光客がほとんどいなかったのです。
たとえばベネチアのサンマルク広場にすさまじい数の団体が来ていましたが、
インド人、韓国人、中国人、あとは東南アジアの人などばかりです。
中国人はだいぶ減ったらしいですが、それでも大勢見かけました。
一方、日本の団体は1度も見ませんでした。
2人ぐらいの個人旅行客に、1~2回会ったきりです。
ガイドは、日本人観光客はコロナ前の半分と言っていましたが、
私は半分どころか4分の1以下だと思いました。
そして、私も今回苦労しましたが、何しろモノがすべて高い!
現地の物価がそもそもすごく上がっているのに加えて、
円の実力が低下して円安になっているため、
感覚的にはコロナ前の2倍強になっている印象です。
それでも、私は米ドルを持っているので何とかなっていますが、
円しか持っていない日本人にとってはすべてが高すぎるので、
来てもろくに買い物もできず、贅沢な食事をするのも気が引けて楽しくないと思います。
「クレジットカード、もつかなぁ」「帰ったら破産するのではないか」「これでは彼女に何も買えない」
――そんなことが常に頭によぎっては、せっかくの非日常感も味わえないでしょう。
ハッキリ言います。日本は衰えました。ドイツでは、そのことをさらに痛切に感じました。
ドイツでは、フォルクスワーゲンが中国その他に車にやられて大変なことになっています。
あの自動車大国が、中国の安い車にすっかり浸食されているのです。
日本もいつ、そうなるかわかりません。
日産自動車は深刻な赤字で、ついにどうしようもなくなりました。
トヨタは世界一の自動車企業ですが、それも本当に日本を代表する
メーカーであり続けることがいつまでできるのか。
中国企業の台頭は、それほどまでに猛烈です。
海外で積極的にビジネスをしていた日本の面影は、もう欧州にはほとんど残っていません。
すべて中国をはじめとした新興国に塗り替えられてしまいました。
今回、ヨーロッパを巡って実際に自分の目で見て、多くのことを肌身に感じましたが、
あらためて「自分で実際に見聞きする」ことがいかに重要かを実感しました。
私は坂本龍馬が大好きで、自分は坂本龍馬の弟だとすら思っているのですが、
彼が遺した言葉で特にすごいと思うものがあります。
それは、「人間は、この世の中において、全て自分の目で見なければわからない」というものです。
まったく、まったくその通りだと思います。
世はインターネット全盛で、ほとんどの人は電脳空間で得た情報を得意げに語り、そして騒いでいます。
私に言わせれば、「そんな霞のような情報で何がわかるのか?」です。
自分の足で現場に行ってみろ!と思います。
私はインドに行く前、とある有名なインフルエンサーが熱弁していたある場所を訪問しました。
それは、兵庫県の神戸の北の方に“神の鍋”と書く地域です。
そのインフルエンサーいわく、神鍋は円盤で
昔から円盤(UFO??)が来るパワースポットだというのです。
何かわけのわからない話で、普段の私はそういうに話は興味がないのですが、
ちょっと興が乗ったのでその話が果たして本当なのか実際に見てみようと思いました。
ある朝、突然決心をして、スタッフ1人を連れて新幹線に飛び乗りました。
姫路に行きレンタカーを借りて延々と走り、神鍋に行って泊まりました。
そして、たまたま入った居酒屋のおばさんに話を聞いたら、
「数十年住んでいるが UFOなんか1度も見たことないし、誰も見たことない」と言うのです。
ただ、「騒いでくれたおかげで人が来て儲かるからいいよ」とも言っていました。
そんなものですよね。
それでも、この手の話はオカルトかミステリーかわかりませんが、
誰も傷つかず実害もないので笑い話で済ませられます。
しかし、中にはそうでないものもネット上にはたくさん流れています。
誰かの人生をぶち壊したり、ひどいものだと国の将来が危うくなりかねないような
「ニセ情報」や「トンデモ論」ですら、さも本物の情報かのように飛び交っているのです。
みんなYouTubeやインターネットで得体の知れないものを見て騒いでいますが、
彼らが自分で行って調べたのかというと、まず調べていません。
何が正しくて何が本当なのか、人任せの情報に頼るのは危険です。
それは、自分が「ニセ情報」の被害者になるだけでなく、
それを信じて再発信することで加害者になることすらあるためです。
重要な情報は、必ず自分で調べましょう。
もちろん、私が言っていることも多少は疑ってかかってください。
間違っていることもあるかもしれません(細かい数字が違っている、くらいのことは勘弁してください……)。
ただ、私は真剣に日本のことを考え、日本人の子孫のことを考えて、
自らの足で調べ、肌身に感じたことを発信しています。
ぜひ皆さんも、「本当の情報」「正しい情報」を手にし、そして日本の将来を一緒に考えましょう。
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