『第二海援隊発足にあたって』
日本はいま重大な転換期にさしかかっています。にもかかわらず、私たちはこの極東の島国の上で独りよがりのパラダイムにどっぷり浸かって、まだ太平の世を謳歌しています。
しかし、世界はもう動き始めています。その意味で、現在の日本はあまりにも「幕末」に似ているのです。ただ、いまの日本人には幕末の日本人と比べて、決定的に欠けているものがあります。それこそ、志と理念です。現在の日本は、世界一の債権大国(=金持ち国家)に登り詰めはしましたが、人間の志と資質という点では、貧弱な国家になりはててしまいました。それこそが、最大の危機といえるかもしれません。
そこで私は「二十一世紀の海援隊」の必要性を是非提唱したいのです。いま日本に必要なのは、技術でも資本でもありません。志をもって大変革を遂げることのできる人物と、それを支える情報です。まさに、情報こそ"力"なのです。そこで私は本物の情報を発信するための「総合情報商社」及び「出版社」こそ、いまの日本に最も必要と気付き、自らそれを興そうと決心したのです。
しかし、私一人の力では微力です。是非皆様の力をお貸しいただき、二十一世紀の日本のために少しでも前進できますようご支援、ご協力をお願い申し上げる次第です。
株式会社 第二海援隊 代表取締役 浅井 隆
|