皆さんこんにちは、浅井隆です。
第二海援隊は情報を発信する会社であり、
有事の際は会員の皆様を守るために情報発信を継続せねばなりません。
これが、私たちに課せられた責務です。
政府が緊急事態宣言を出した直後の4月9日から、社員には原則在宅勤務を命じました。
しかし、在宅勤務でもお客様の相談に応じ、
発送物は細心の注意を払って出社したうえで発送するなどして、
情報発信は怠りませんのでご安心ください。
私はもともと新聞社のカメラマンをやっていまして、以前にもコラムで触れましたが、
御巣鷹山墜落現場から始まり、これまで様々な災害現場を取材してきました。
最近では、東日本大震災も近くで経験しています。
なんと偶然、あの日は講演で福島原発に近いいわき市におりまして、
翌日に茨城まで避難したのですが、その道中は大変なものでした。
人間というのは、人生で3回くらいとんでもない目に遭うと言われています。
今回は、コロナウイルスという疫病に人類が直面しています。
しかし、こういう時こそどう対処するかが重要ではないでしょうか。
あまりにも怖がり、一目散に逃げてしまうのも問題だと思います。
逆に、津波の前と同じで大きな津波が来ると警報が鳴っているにも関わらず
「大丈夫だ」と言っているのも問題です。
こうした瀬戸際の判断がいかにできるか、
これが、生き残れるかどうかというサバイバルの要諦だと思っています。
私たちは、個人でも人生において多くの危機に直面しますが、
歴史を振り返ると人類全体も幾度となくとんでもない危機を経験して来ました。
それは、私たち人類だけでなくこの地球上に生きている全ての生命にも言えます。
たとえば今から数億年前、地球に小惑星が激突して恐竜が絶滅した時期がありました。
そのとてつもないイベントを人類の祖先たちは生きながらえ、
今の私たちが存在しているのです。
こうした破局的なイベントは何度も起きており、
その都度、生命は淘汰と進化を繰り返してきました。
こうした壮大な歴史を踏まえて本日お伝えしたいこと、
以前にも何度か取り上げた「800年周期」についてです。
これは私が今から20年以上前に、
縁あってお会いした村山節(むらやまみさお)先生が発見した周期説です。
村山先生はちょうど21世紀に入ってすぐお亡くなりになられましたが、
私の人生に極めて大きな影響を与えてくれました。
まさに、天才だと思います。
後に天才と呼ばれる人は多く場合、生きている間に認められないものです。
たとえばゴッホという画家がいますが、現在でこそ彼は最も評価される画家の一人で、
1枚の絵が下手をすると何十億円もします。
ところが、ゴッホが生きている間に売れた絵はせいぜい数枚だと言われています。
しかも、二束三文の値打ちしか付かなかったと言います。
今で言うと数千円とか、せいぜい1万円くらいでしょう。
当時は誰も彼の絵を評価しませんでしたが、
(これは、気のふれた人の描いた絵だと言われていたそうです)
それが今や絵画の世界において「唯一無二の天才」と評されるようになりました。
村山先生も、そういう人だと私は思っています。
現在でも日本の歴史学の世界ではあまり認められてないようですが、
(ただし、先生が存命中でも世界の一部の人は認めていました)
私はすごい学説だと思っています。
簡単に言うと、800年周期は人類の文明が800年ごとに東洋と西洋とで入れ替わり、
一方が盛んな時は一方が没落し、それが800年の周期で起こっているというものです。
今の21世紀前半というのは、東西の文明の隆盛と没落がちょうど交差する時期に当たります。 |