天国と地獄
 

2017年9月25日更新

第34回 今こそ、資産保全が必要です

 

久しぶりに日本経済と大切な財政の話をしたいと思います。
前にもお話ししたかもしれませんが、現在、日本経済はある意味とても安定しています。
日経平均も1万9500円台から2万円を超える状況で、
アベノミクスが始まる前に比べれば3倍近い水準になっていますし、
為替も落ち着いています。
1ドル=109円から110円台で、そんなにひどい円高にもなっていません。
上場企業も収益を上げていて、東京などでは特に若い人の人手不足となっています。

経済は一見、順調に見えるわけですけれども、
実際のところどうなのかということが問題です。
そして、このままやっていけるのか、
このままの状況が続くのかということを真剣に考えた時に、
残念ながらこれは見せかけであると言わざるを得ません。

2008年にリーマンショックがありましたが、
実は2006年に私は、『浮かれる景気』(第二海援隊刊)という本を書いたのです。
今の好景気は見せかけで、もうすぐ大変なことがやってくるとお伝えしました。
しかし、2006年は日経平均もまあまあ良くて、
世界各国の不動産も高く、
世界中の景気も総じて良かったのでその本はあまり売れず、誰も注目しませんでした。
誰も聞く耳を持たなかったのです。
ところが2年後、リーマンショックが起こって
世界中が大恐慌・金融崩壊に巻き込まれる大変な事態に陥ったのです。

それから9年経った今、世界はその時のことをすっかり忘れているだけではなく、
日本においてはとても特殊な要因を含んでいる状況にあります。
それは、日本政府の借金が異常なレベルに達しているということです。
正確に言うと、去年の秋から年末にかけて日本の公的債務、
つまり国と地方自治体の借金を合わせたものがGDPの250%を突破したのです。

実は、GDPに対する借金の比率はとても大切なのです。
この比率は、その国の体力に対してどのくらい借金があるかということを表しています。
借金の額ではなくて、その比率が大事なのです。
アメリカも借金はありますが、アメリカの場合はこの比率は100%程度です。
日本の場合は、異常な水準なのです。
世界のまともな経済学者はこう言っています。
「政府の借金はGDPの60%まで安全、90%を超えると危険水準、
200%を超えるというのはもう頭がおかしいくらいの状況だ」と。

実際にその証拠がありまして、
太平洋戦争末期の昭和19年の末、
つまり敗戦(昭和20年8月15日)の8ヵ月ちょっと前に、
日本の公的債務のGDP 比は204%だったという記録が残っています。
太平洋戦争に負けた時には、GDP比で約220%位だったと思われます。
なんと現在は、その時よりもひどいというわけです。
310万人もの人々が亡くなり、
日本中の力を総動員してお寺にあった鐘まで放出して戦った戦争時よりもひどいのです。

では、なぜもちこたえているのかと言いますと、
今現在、相当な額の私たちの預貯金があるからです。
「個人金融資産」と言われますが、預貯金プラス株などの資産のことを指します。
これが相当あるので何とかもっていますが、
このままの状況で行けばかなり大変なことになります。
それだけではなく、数年前にアベノミクスが始まってから日銀に国債を買い取らせる、
株の指数も買い取らせる、ETF、不動産のリート、
そういうさまざまなものまで買い取らせるという手法で景気回復を目指してきました。
本当に経済の根本が良くなって民間から活性化したのなら良いのですが、
そうではない。
もし、この手法が崩れたら日本経済は崩壊するだけでなく、
借金だけが残ってしまいます。

現在、報道にもあるように北朝鮮がミサイルを発射しています。
これから防衛費はさらに増えると日経新聞に書かれていました。
安倍政権は加計学園、森友問題で混乱していますから、
大胆な政策ができないでしょう。
あとはバラまきしかありません。
おそらく借金に関しては、このままの状況で行ってしまうと思います。
しかも、これは安倍政権だけではなく田中角栄政権以来ずっと続いていることで、
日本は借金体質で公共投資をやり、バラまきをやり、
国民にきついことは言わずに選挙に勝つためだけの政策をやってきたのです。

そのツケがいよいよオリンピックが終わる2020年以降、
大変な形になって私たちに襲いかかってきます。
その時、下手をすれば円の暴落、ハイパーインフレ、国債暴落となり、
日銀が機能しなくなります。
国民は銀行から預金を引き出して海外に移そうとするでしょうから、
それをシャットアウトするために預金封鎖が起こり、
最終的には徳政令で国民の財産と相殺するしかなくなります。
かつてのロシア・アルゼンチン・ギリシャのように、
経済が破たんし治安も悪化して、大変な状況に陥る可能性もあります。
2025年位、いやもっと早いかもしれませんが大変な時代がやってきますので、
皆さん気を付けて資産防衛をして頂きたいと思います。

 
 

厳しい日本経済の状況を考えて、お客様の資産保全に役に立つ情報を提供します

(2017年8月 
      第二海援隊オフィスにて)


 

拙著『いよいよ政府があなたの財産を奪いにやってくる!?』
『2020年までに世界大恐慌 その後、通貨は全て紙キレに<上><下>』(共に第二海援隊刊)を
読んで頂けばこの状況をご理解頂けると思います。
そうした国家破産状況になった時に皆様の大切な財産を守れるように本で警告するだけではなく、
そのサバイバルのための詳しい情報を提供し、
懇切丁寧にアドバイスする会員制のクラブをいくつも立ち上げています。
その代表的なものが「ロイヤル資産クラブ」「自分年金クラブ」という資産保全クラブで、
大変な時代に備えるための対策を皆様に教えています。
ぜひ、ご入会頂いて私共の情報を頼りにして頂きたいと思います。
「ロイヤル資産クラブ」TEL:03-3291-7291、「自分年金クラブ」TEL:03-3291-6916

浅井隆