天国と地獄
 

2020年3月5日更新

第122回 健康を求めて(その2)

 

前回は温熱の話を中心にしましたが、今回はサプリメントの話を中心にお伝えしたいと思います。
以前のコラムでもお話ししたと思いますが、私は子供の頃から結構体が弱かったため、
健康の維持・向上には人一倍、注意を払ってきました。
私は普段、医薬品は一切飲んでいません。
どうしても必要という時は別ですが、なるべく飲まないようにしています。
医薬品の多くは化学物質から作られており、基本的には体に良いものではないからです。

実は先日、私の母親が倒れてしまい、救急車で運ばれました。
フラフラになり、ろれつも回らなくなり、大量に下血したのです。
病院で調べたところ、胃に穴が開き、そこから下血したとのことでした。
その原因が、鎮痛剤だったのです。
母はもともと膝が悪く、痛みがひどくなり病院に行ったところ、鎮痛剤を処方されました。
それを服用していたことで、ついには胃に穴が開いてしまったのです。

精神安定剤も、飲み始めると体に様々な不調が出てくる場合があります。
症状を抑えるためにまた別の医薬品を飲むことになり、
結果、薬漬けになっていく方も少なくありません。
数年前に心療内科に通う女性の話をテレビで観ました。
その女性は「副作用で胃の調子が悪くなると胃薬を出す」という具合に、
次から次へとたくさんの薬を処方されていました。
ついには、薬だけでお腹いっぱいになるのではというほど大量の薬を毎日服用していたのです。
そして、新たに処方された薬の副作用で次から次へと様々な病気を発症してしまいました。
いよいよどうにもならなくなり、思い切ってそれらの薬を全部止めたところ病気が治った、
という内容でした。
緊急時に短期間の服用であれば医薬品は非常に有効ですが、
長期間の服用はどうしても副作用のリスクを伴います。

私たちの健康を守る健康診断にも注意が必要です。
中でも「バリウム検査」は一部ではあまり良くないとも言われています。
巨大な利権が絡んでいることもあり、日本では現在も盛んにバリウム検査が行なわれていますが、
日本以外の国ではほとんど実施されていないそうです。
腸にバリウムが詰まったり穴が開く事故も発生していて、中には亡くなる人もいます。
被曝量が多く、それでいて胃がんの発見率が低いなどデメリットの多い検査です。
実は、多くの医師がバリウム検査よりも胃カメラ検査を支持しています。
皮肉なことですが、私たちの健康に役立つはずの健康診断を受けることで、
健康を損ねる場合があるのです。

実は私は健康診断をほとんど受けません。それでも、私の健康状態は非常に良好です。
もちろん、数年に一度は身体全体を検査してもらいます。
先日もかなり精密な検査を受けましたが、ほとんど異常がありませんでした。
日々、様々な健康法を実践してきたおかげだと感じています。
私は毎日、温熱療法を受けています。
調子の悪いところは温熱器を当てると、いつもより熱く感じます。
しかし、しばらく注熱してもらうと血行が良くなり回復するのです。
私にとって、温熱療法は毎日の「健康診断」でもあるのです。

もちろん、食事にも気を配っています。
現在、私の食事は夕食のみ、一日一食です。
一日一食ですから、とことんこだわります。
食材は無農薬、有機栽培、天然ものの魚など、考えられる限り最も良いものを選んでいます。

サプリメントについても、様々なものを試してきました。
世の中には無数のサプリがありますが、はっきり言って玉石混交です。
私もかつてはドラッグストアなどで売られている安価なサプリを飲んだことがありますが、
全く効果がありませんでした。
調べてみると、中国製のサプリで原材料に大量の農薬が使われていることがわかり、
飲むのをやめました。

もう10年近く前になりますが、私は「レスベラトロール」という物質の存在を知りました。
視聴していたNHKスペシャルの番組で取り上げられたのです。
レスベラトロールとは、赤ワインなどに含まれることで知られるポリフェノールの一種です。
レスベラトロールには、老化を遅らせ寿命を延ばす
「サーチュイン遺伝子」を発現させる効果があるといいます。
私は早速、レスベラトロールが入っているサプリを調べ始めました。
当時、国内ではそのような商品自体が少なかったので、
ニュージーランドで売られていたサプリを買ってきて飲んでみました。
しかし、いまひとつ効果が感じられませんでした。
成分の中には、天然由来ではなくて化学的に作られているものがあり、
私は飲むのをやめました。
やがて国内で、ブドウから採られた天然由来のレスベラトロールで作られたサプリを見つけました。
以来、そのサプリを毎日、飲んでいます。
ちなみに、このサプリは「スーパー125」という名称で、
高品質のサプリを厳選して取り扱う「若天」(03-5282-2575)で入手できます。

「老化を遅らせる」というと、「アンチエイジング」という言葉を連想する人も多いでしょう。
アンチエイジングというのは、単に若返ることだと思われるかもしれませんが、
実は健康面で非常に有益と言えるのです。
人間というのは、稀に先天性の難病を抱えて生まれる人はいますが、
赤ちゃんの時にはほとんど病気がありません。
それが年をとるに従い、心臓病や糖尿病など様々な病気を発症します。
ガンにしても糖尿病にしても、加齢が病気を引き起こす面が多分にあるのです。
ということは、若返ることができれば、病気になるリスクを下げることができるわけです。
上手くすると、病状が改善する可能性だってあるのです。

もう一つ、私が愛飲しているサプリをご紹介しましょう。
私には94歳になる父親がいますが、数年前から認知症を患っています。
何か父の認知機能改善に役立つサプリがないかと探していたところ、
「スーパー能活」というサプリに出会いました。
これは、三陸沖が産地として有名な「ホヤ」に多く含まれる
「プラズマローゲン」という物質を配合したサプリです。
プラズマローゲンは脳内に多く存在し、脳細胞の根元的な機能をコントロールし、
脳の認知機能を維持するのに重要な役割を果たしていると考えられています。
しかし、プラズマローゲンは加齢により減少していきます。
それに伴い、認知症発生リスクも高まります。
「スーパー能活」を飲むことで、減少したプラズマローゲンを補うことが期待できるのです。
「スーパー能活」も「若天」で販売されています。

というわけで、私自身の健康法は次の3点です。
「1.なるべく医薬品は飲まない。2.良質な水と高品質なサプリを飲む。3.温熱療法を受ける」。
皆さんも、私の健康法も参考にしつつ、ぜひご自身の健康を守っていただきたいと思います。

良い水と良いサプリを取ることが、
温熱を受ける以外で私が積極的に
やっていることである。
(2020年1月 東京・御茶ノ水にて)

 

私がお勧めするレスベラトロールを含むサプリメントと
脳に良いとされるサプリ(左から2番目)。
未病の段階でサプリを取って健康促進をしている。