天国と地獄
 
2016年11月15日更新

第7回 日本は破綻する!?

 

前回、日本国の体質、衆愚政治、バラマキの話をしました。
高度成長期に作ったいろいろな物(高速道路、橋、トンネル、空港、ダム、堤防もそうですね)、
このようなインフラ、国家を支える国の根幹部分ですが、
それらが軒並み老朽化してきています。
数年前、中央高速でトンネル崩落事故があり、
天井が崩れ多く人が巻き込まれて亡くなりましたが、
そのようなことが今、どこで起きてもおかしくないといわれ始めています。

 
 

第二海援隊オフィス
(東京・御茶ノ水)にて
(2016年10月)

 

これは高速道路に限らず、各地方自治体、県、市、町、村が抱えている問題で、
たとえば浜松市だけで今後維持費あるいは修理費は2兆円かかるといわれています。
あの小さな市だけで2兆円です。
日本全体で見るとどれくらいになるかわからないといわれている中で、
さらに新幹線や高速道路を作っているのです。
そろそろ、いくらなんでも止めないといけない。

そして社会保障もこのままだと毎年2.5兆円ずつ増えて行き、
10年間で25兆円、それを消費税も上げずに続けて行くと、結局全てが崩壊し、
徳政令やハイパーインフレとならざるを得なくなります。
下手をすると、預金封鎖も考えられます。
そろそろいろいろなことをゼロから考え直し、
そして痛みは伴なうかもしれませんが大改革を断行し、
駄目なものは切らないと、
本当にある日突然、破綻する日がやってくると思います。

しかも先日、NHKスペシャル『縮小ニッポンの衝撃』で
人口縮小について特集していた番組を見て とてもびっくりしたのですが、
いよいよ去年あたりから日本の総人口が減り始めました。
今までは赤ちゃん、若者の人口は減っていても人口全体は横ばいだったのですが。
いよいよこれから、奈落の底に急速度で落ちていきます。
全体が縮小すればGDPは減り、
借金が増えている中でGDPが減ると借金の対GDP比はさらに増えます。
というわけで、日本はいよいよドン詰まりにきたのです。

「3、4年が限界だ」と小黒先生もおっしゃるように、
つまり3、4年以内に、2020年のオリンピックまでには今まででは考えられない大改革をしないと、
おそらくこの国は破綻すると思います。

しかし、皆さん、現実の現在の政治の状況から見て、
日本で大改革が出来ると思う人はいますか?
いないですよね。
安倍政権は大改革どころか、さらなるバラマキをやっています。
私は今の政治の状況であれば、小黒先生がおっしゃるように
99%の確率で日本は破綻すると。
それが2025年前後、早ければ2023年というわけで、
やはり個人としては備える必要があり、
その時は海外を使わざるを得ないでしょう。

というわけで、いよいよ時は迫りつつあります。
皆さまも命がけで個人の財産防衛、
老後の生き残り資金の防衛を計って頂きたいと思います。

浅井隆