2019年、今上天皇が退位され、現皇太子殿下が即位するという。
それはつまり、元号が「平成」から新しいものに変わるということだ。
多くの人はそのニュースを聞いて、カレンダーや手帳が変わるなとか、
生年月日の記入欄に選択する元号が増えるなとか、
そんなことを考えたのではないだろうか?
この本の著者浅井隆の場合、このニュースを聞いた途端、
「翌年の2020年に『恐慌』が、その前後には『戦争』がやってくる」という
恐ろしい予感が走ったという。
歴史的に見ると、明治維新以降、
天皇が変わり元号が新しいものに変わった翌年、
必ず日本経済や世界情勢が変調に襲われるという。
大政奉還されて江戸時代が終わり「明治」になった明治維新は
「瓦解」と呼ばれるほどのパニックであったし、
「明治」から「大正」へ変わった時には深刻な不況が訪れ、
その後大正3年には桜島の大噴火や第一次世界大戦が起きている。
「大正」から「昭和」へ変わった翌年には
「太平洋戦争」の遠因となった「昭和恐慌」が起き、
昭和4年には「世界大恐慌」そして第二次世界大戦へと突き進んでいく。
「昭和」から「平成」へ変わった翌年は
「バブル崩壊」そして「湾岸戦争」が起きている。
これは単なる偶然か、世紀の大発見か。
世界経済全体のトレンドだけを注意深く見ても、
2020年頃に世界恐慌がやってきそうであると浅井隆は読んでいる。
それだけではない。
北朝鮮は核実験やミサイルの試射を繰り返し、
アメリカを中心に世界を脅かしている。
“戦争”の二文字が現実味を帯びているのだ。
元号が変わった翌年――2020年にはいったい何が起きるのか。
世界大恐慌、オリンピック不況、日本国家破産、戦争、天災……
何が起きても不思議ではない。
ぜひ本書を熟読し、何が起きてもあなたとあなたの家族の生命と
大切な財産を守り、生き残ることができるよう、備えていただきたい。 |