「どうせ年金なんてもらえない。
どんどん支給年齢は上がっていくだろうし、
もらえる歳まで生きていられる可能性は低い」
そんな話が出るようになって20年以上経った。
その後も少子高齢化は類を見ないスピードで進み、
年金財政は手の付けようもないほど悪化している。
それだけではない。
日本の国家財政自体もが今にも破産しそうなほど悪化しているのだ。
本書で著者浅井隆は
2025年までに「年金」「医療」「介護」が次々と崩壊すると予測する。
実際、すでにほころびは見え始めている。
年金は消費税では賄いきれずに借金で支払われているし、
大病院でも経営危機に陥っている。
そして介護施設での虐待、
介護疲れや親の介護で貯金を使い果たし、
自分の老後はおろか
現在の生活もままならなくなって心中する等の事件も増えているのだ。
今後、崩壊していくだろう日本で老後を迎える私たちは、
どうしたら老後資金を守り抜き、生きていくことができるのか。
そのための「指南書」が本書である。
ぜひ本書を熟読し、早く万全の手を打ち、
老後を「楽しく」「たくましく」迎えていただきたい。 |