先日テレビで見たのですが、老舗の三味線工房が廃業するというニュースが放送されていました。
音楽関係の商売は壊滅的な打撃を受けています。
ライブ活動が極端に制限されているわけですから無理もありません。
三味線工房もその影響を強く受け、注文がほとんどなくなってしまったそうです。
前年の4月にはびっしりあった注文がほぼゼロになり、廃業せざるを得なくなったというのです。
というわけで、大企業や一部のIT企業はまだ良いですが、
中小、特に地方の観光に依存しているようなところは壊滅的打撃を受けています。
ただ、このように酷い経済状況にもかかわらず、不思議なことに株価は回復しました。
これはご存じの通り、政府が経済を下支えするためにお金をばら撒いているからです。
日銀を含め、世界の中央銀行が金利を下げ、大量の国債を買い、お金をばら撒いているのです。
株だけでなく、金(ゴールド)も1グラム7,000円を超え史上最高値を記録しました。
株価や金価格の異常な上昇は、インフレの前兆です。
私は将来、「巨大インフレ」がやってくると考えています。
大幅なインフレになれば金利が上がり、国債も暴落します。
その結果、GDPの2倍を超える巨額の借金を抱えた日本国は恐らく破産するでしょう。
つまり、国家破産です。ハイパーインフレ、大増税、そして最後には徳政令に見舞われます。
徳政令というのは、たとえば銀行預金を封鎖して、現行の円(旧円)を無効にして新円に切り替え、
国民全員のお金を銀行に預金させ、そこに財産税をかけるのです。
日本では、敗戦直後の昭和21年に行われました。
この時の財産税の最高税率は、何と90%です。高額の資産を保有する人は、
財産に90%の税金が課せられたのです。
このような徳政令をやらざるを得ない状況が、2026年以降に到来する可能性が出てくると見ています。
ですから、皆さんには本当に気を付けていただきたいのです。
近々、拙著『巨大インフレと国家破産』(第二海援隊刊)という本を
出版しますので、ぜひお読みください。
やはり、このような危機の時代には、一人で生き残るのは困難です。
正しい情報を得て、専門家の助言を得ながら行動することが生き残りの鍵となります。
情報収集の第一歩としてお勧めするのが、
私が監修・発行している『経済トレンドレポート』です。
実は昨年7月10日号の『経済トレンドレポート』で恐慌警報の第1弾を発令し、
それ以来、恐慌発生への警報を出し続けています。
今年の2月20日号では、「やはり、2020年はとんでもない年になる!?」と、
今年の恐慌発生を事前に予測しました。
『経済トレンドレポート』を読んでいれば、少なくとも経済の大きな流れはつかめると思います。
その上で、会員制クラブに入会し、専門家の助言を受けながら
具体的な資産保全・資産運用に取り組まれるとよいでしょう。
私が主宰する会員制クラブとしては、
「プラチナクラブ」「ロイヤル資産クラブ」「自分年金クラブ」等があります。
それらのクラブの情報をご活用いただき、これから来る大変動の時代もご自身の資産を守り、
ご自身の生活を守っていただきたいと思います。 |